MCP・Agent Skills・コンテキスト管理
外部接続、作業手順、記憶を分け、エージェントの構成を理解します。
この単元でわかること
- MCPとAgent Skillsの役割を区別できる
- 短期・長期の記憶を説明できる
- 必要な文脈を選んで渡す理由を理解する
01MCPは、外部の道具や情報につなぐ仕組み
MCPはModel Context Protocolの略で、AIアプリと外部のデータやツールを接続するための共通の仕組みです。例えば、文書を検索する機能や業務システムの情報を取得する機能を、MCPサーバーを通して提供できます。
接続方法をそろえることは、接続先が安全であることや、利用者にすべての操作権限があることの保証ではありません。誰が提供している接続先か、どの情報へアクセスするか、読み取りと書き込みのどちらが可能かを確認し、許可する範囲を決めます。
- 接続規格とアクセス権は別の問題
- 接続先の提供者と操作範囲を確認する
02Agent Skillsは、繰り返す作業の知識を渡す
Agent Skillsは、特定の作業に必要な手順、注意点、補助資料などをまとめ、エージェントに利用させるための考え方です。たとえば報告書を作る際の構成、確認手順、ひな形を用意すれば、毎回長い指示を書き直す負担を減らせます。
外部の道具への接続を扱うMCPとは役割が異なり、組み合わせることもできます。保存した手順が古くなったり、業務の前提と合わなくなったりするため、担当者と更新日を定めます。手順があるだけで、作業結果の正しさが保証されるわけではありません。
- Skillは作業知識、MCPは外部連携という役割の違い
- 再利用する手順も更新と検証が必要
03文脈は、量よりも関連性と管理が重要
コンテキスト管理は、目標、制約、参照資料、これまでの結果などを整理してモデルに渡すことです。短期の記憶は進行中の作業に関する情報、長期の記憶は次の作業でも利用する情報と捉えると理解しやすくなります。
ただし、製品ごとに保存の仕組みは異なります。何でも記憶させると、古い条件や不要な個人情報が残るおそれがあります。必要な情報を選び、事実と仮説、指示と参照資料を区別し、保存期間や削除方法も決めます。
文脈の整理は、誤動作の予防にも役立ちます。
- 指示と、参考として読む資料を区別する
- 長期保存する情報の必要性と削除方法を決める
外部への接続
Skillsは手順、コンテキストは作業に使う情報、MCPは外部の道具や資料への接続を担います。
報告書を作る
Skillsに構成と確認手順、文脈に今回の目的、MCP経由の機能に必要な資料の取得を担わせる構成が考えられます。
MCPが共通規格でも接続先の安全性や権限は保証されません。保存する記憶の更新・削除も別に管理します。
ここまで、おつかれさまでした。
読み終えたら学習済みに。4問の確認問題で、覚えた知識を確かめましょう。
出題範囲の参照:GUGA公式シラバス(2027年2月以降)。教材は独自に制作しています。確認日:2026年10月3日。