ニューラルネットワークと深層学習
層・重み・誤差を基本に、CNN、RNN、Transformerの役割を理解します。
この単元でわかること
- 層と重みが果たす役割を説明できる
- 学習と推論の違いを理解する
- 代表的なネットワークの特徴を比較できる
01入力を変換する層と、調整される重み
ニューラルネットワークは、複数の計算単位をつなぎ、入力を段階的に変換するモデルです。入力層、隠れ層、出力層などで構成され、接続の重みが情報の伝わり方を調整します。学習では、予測と正解のずれを損失関数で評価し、そのずれを小さくするように重みを更新します。
誤差逆伝播法は、各重みが損失にどう関係するかを計算する手法です。人の脳に着想を得ていますが、脳をそのまま再現しているわけではありません。計算モデルとして理解しましょう。
- 重みは学習によって調整される数値
- 損失関数は予測のずれを数値で表す
上段で予測を作り、下段で正解とのずれを評価して、次の予測に使う重みへ戻します。
画像の分類を学ぶ
画像から出した予測と正解を比べ、ずれを小さくするように重みを更新します。
これは教師あり学習を使った基本的な模式図です。すべてのニューラルネットワークの学習を同じ手順と断定しません。
02深い層で、特徴を段階的に捉える
深層学習は、多層のニューラルネットワークを用いる機械学習の一分野です。画像では、単純な線や模様から、より複雑な形の特徴へと段階的な表現を学ぶことがあります。CNNは局所的な特徴を捉える畳み込みを利用し、画像を扱うモデルとして知られています。
層やデータを増やせば必ず改善するわけではなく、計算量や過学習の問題も考えます。モデルを訓練する学習と、訓練済みモデルで新しい入力を処理する推論では、行う計算の目的が異なります。
- 深層学習は機械学習の中に含まれる
- 推論は学習済みの能力を新しい入力に使う処理
03順序のある情報を扱うモデルの工夫
文章や時系列のように順序が重要な情報には、過去の状態を利用するRNNなどが使われてきました。長い系列では情報を保つことが難しくなる場合があり、LSTMはその課題への工夫を含むモデルです。
TransformerはAttentionを用いて、入力中の要素どうしの関係を捉えます。文章以外にも応用されています。これらは得意な処理の説明であり、「画像は必ずCNN」「文章は必ずRNN」と固定して考えると誤ります。
実際のサービスは複数の技術を組み合わせることもあります。
- RNNは順序や過去の状態を扱う
- Attentionは要素間の関係に注目する仕組み
ここまで、おつかれさまでした。
読み終えたら学習済みに。4問の確認問題で、覚えた知識を確かめましょう。
出題範囲の参照:GUGA公式シラバス(2027年2月以降)。教材は独自に制作しています。確認日:2026年10月3日。