生成AIパスポートラボ
CHAPTER 01 / c1-3

ニューラルネットワークと深層学習

層・重み・誤差を基本に、CNN、RNN、Transformerの役割を理解します。

2027年版約6分AIの基礎と歴史
この単元の目次図解と具体例で確認入力を変換する層と、調整される重み深い層で、特徴を段階的に捉える順序のある情報を扱うモデルの工夫

この単元でわかること

  • 層と重みが果たす役割を説明できる
  • 学習と推論の違いを理解する
  • 代表的なネットワークの特徴を比較できる

01入力を変換する層と、調整される重み

ニューラルネットワークは、複数の計算単位をつなぎ、入力を段階的に変換するモデルです。入力層、隠れ層、出力層などで構成され、接続の重みが情報の伝わり方を調整します。学習では、予測と正解のずれを損失関数で評価し、そのずれを小さくするように重みを更新します。

誤差逆伝播法は、各重みが損失にどう関係するかを計算する手法です。人の脳に着想を得ていますが、脳をそのまま再現しているわけではありません。計算モデルとして理解しましょう。

  • 重みは学習によって調整される数値
  • 損失関数は予測のずれを数値で表す
図解でつかむ予測と正解のずれから、重みを調整する
入力層中間層出力層
入力例:画像や数値
層で変換重みを使って情報を変換する
予測モデルが出した結果
学習時は正解と比べる
正解学習時に比べる目標
ずれを測る損失関数で評価する
重みを更新ずれが小さくなる方向へ調整する
調整した重みで、もう一度予測する

上段で予測を作り、下段で正解とのずれを評価して、次の予測に使う重みへ戻します。

具体例

画像の分類を学ぶ

画像から出した予測と正解を比べ、ずれを小さくするように重みを更新します。

これは教師あり学習を使った基本的な模式図です。すべてのニューラルネットワークの学習を同じ手順と断定しません。

02深い層で、特徴を段階的に捉える

深層学習は、多層のニューラルネットワークを用いる機械学習の一分野です。画像では、単純な線や模様から、より複雑な形の特徴へと段階的な表現を学ぶことがあります。CNNは局所的な特徴を捉える畳み込みを利用し、画像を扱うモデルとして知られています。

層やデータを増やせば必ず改善するわけではなく、計算量や過学習の問題も考えます。モデルを訓練する学習と、訓練済みモデルで新しい入力を処理する推論では、行う計算の目的が異なります。

  • 深層学習は機械学習の中に含まれる
  • 推論は学習済みの能力を新しい入力に使う処理

03順序のある情報を扱うモデルの工夫

文章や時系列のように順序が重要な情報には、過去の状態を利用するRNNなどが使われてきました。長い系列では情報を保つことが難しくなる場合があり、LSTMはその課題への工夫を含むモデルです。

TransformerはAttentionを用いて、入力中の要素どうしの関係を捉えます。文章以外にも応用されています。これらは得意な処理の説明であり、「画像は必ずCNN」「文章は必ずRNN」と固定して考えると誤ります。

実際のサービスは複数の技術を組み合わせることもあります。

  • RNNは順序や過去の状態を扱う
  • Attentionは要素間の関係に注目する仕組み
NICE WORK

ここまで、おつかれさまでした。

読み終えたら学習済みに。4問の確認問題で、覚えた知識を確かめましょう。

確認問題を解く

出題範囲の参照:GUGA公式シラバス(2027年2月以降)。教材は独自に制作しています。確認日:2026年10月3日。