伝わるプロンプトを組み立てる
目的、前提、入力、出力形式をそろえ、例示と対話で指示を改善します。
この単元でわかること
- 目的と条件が明確な指示を作れる
- Zero-ShotとFew-Shotを区別できる
- 例示や出力形式の指定を適切に使える
01目的・前提・入力・出力形式をそろえる
プロンプトは、生成AIへ渡す指示や情報です。「いい文章を書いて」だけでは、誰に何を伝えたいかが分かりません。「初めて利用する人へ、予約方法を説明する。丁寧な口調で、三つの手順にする」のように、目的、読者、条件、出力形式を具体化します。
参考資料がある場合は、どこまでを根拠に使うかも伝えます。役割設定は表現や観点を整える助けになりますが、専門資格や正確性を与えるものではありません。必要な条件に優先順位を付け、矛盾がないか確認しましょう。
- 読者と目的を明確にする
- 役割を指定しても専門家による確認の代わりにはならない
02例を与えると、求める形を伝えやすい
Zero-Shotは、具体的な回答例を示さずに課題を指示する方法です。Few-Shotは、少数の例を示して、望む分類や表現の形を伝える方法です。例えば問い合わせを「申込」「変更」「その他」に分けたいなら、各分類に当てはまる文とラベルを示します。
例が一つの種類に偏ると、境界が伝わりにくくなるため、迷いやすい例も含めます。例示は推論時に文脈を与える方法であり、通常、それだけでモデルの重みを更新する追加学習になるわけではありません。
- Few-Shotは入出力の例で期待する形を示す
- 例の偏りや分類の境界を確認する
03一度で完成を求めず、確認して修正する
最初の回答を見て、目的に足りない点を具体的に伝えると、対話で改善できます。「もっとよく」より「専門用語に説明を付け、申込期限を冒頭へ移す」の方が修正箇所を共有できます。複雑な作業では、前提、計算結果、根拠、確認事項を分けて示してもらうと、人が検証しやすくなります。
モデルの内部の思考がすべて見えると考えず、確認可能な説明や根拠を求めましょう。最後に、元資料との整合性、指示への適合性、機密や権利への影響を自分で点検します。
- 修正したい箇所と基準を具体的に伝える
- 内部の思考より、確認できる根拠と結果を重視する
初めて利用する人に、予約方法を説明してください。丁寧な口調で、三つの手順にまとめてください。
目的・資料・形式を一つの指示にまとめ、出力を見て不足した条件を具体的に補います。
予約方法を説明する
『初めて利用する人に、予約方法を、丁寧な口調で、三つの手順にする』と目的と形式をそろえます。
例示や役割設定だけで事実性や専門性が保証されるわけではありません。Few-Shotは通常の追加学習とは別です。
ここまで、おつかれさまでした。
読み終えたら学習済みに。4問の確認問題で、覚えた知識を確かめましょう。
出題範囲の参照:GUGA公式シラバス(2027年2月以降)。教材は独自に制作しています。確認日:2026年10月3日。